Garakuta集め

出会いにタカラモノもガラクタもあった。

OH! gi-riのオカーサン! 14

割と前回、自分の親を過大評価するような

言葉で当時の夫を説得したが、

 

正直、そこまで言わないと彼は動かないと思っての口車だった。

 

なんにつけても、落ち込んでる人には

 

寄り添う事が大事なので、

 

「人様にどれだけおせわになったか」

 

が、プライドの高い彼の共感を得るには必要だった。

 

自分の父親からは「職無しダメ息子」のレッテルを張られて

より一層気落ちしてるものだから、寄り添うものが必要だと思った。

 

私は、こういう時、寄り添う事が出来ればいいのだが

妻なのに、出来なかった。

 

わだかまりである。

 

しかし、ほっておけないし。

 

自分の親がけしかけてきて、うんざりするなら、

それが原因で行動できないなら、他に頼ればいいんじゃね?

そこから見えて来るなら、いんじゃね?である。

 

このままでいたら、どのみちマンション住めなくなるのも判ってるし。

 

 

とりあえず、情けないお話なので、実家へ行く。

自分一人で。

 

父に言いづらい。

 

家出て2カ月もしないうちに、旦那の職業あっせん、もしくは

相談をお願いするのだから。

 

親孝行なんか、この時点でしてない。

恥ずかしい。

 

父は私の結婚式も楽しみにしていた。

私は天邪鬼なので、住まいも結婚式も彼の両親が取り仕切るなら

ただの道具だと、結婚式を拒絶した。

 

あと、私は本当に幸せに結婚したわけでは無いと内心思っていて、

それはその通りで、こうして夫のケツを早々に叩いて

疲ればかりが募り、不安が顔に出て、新婚なのに幸せそうな顔をしてなくて、

両親に申し訳なく、どうしていいか判らない自分がいた。

 

そんな中で父に夫の仕事のあっせんに繋がる。もしくはアドバイスを依頼するのだ。

 

なんなんだよ、この状況。

 

 

タイミングを考えたら、絶対ありえないのに。

 

誰がバカなの?

みんなバカなの?

 

私がバカなの?

 

情けなさ過ぎて辛いわ。

 

なんで、自分の仕事の悩みじゃなくて、

嫁に行った娘が夫の仕事の相談を、家出て1カ月そこらでするんだよ。

 

情けなくて、親に直ぐに言えなかった・・・・。

 

 

恐る恐る、しどろもどろで父に告白すると

 

わりとノリノリで

二つ返事でいいよ。って。

 

父、神かよ。

私の職に悩んだ時とちがうじゃねーか。と掠ったが、

「能力に見合わない会社だったんでしょう。何が出来るのか、何がしたいのか、

今わかる?彼が来るまでにピックアップ出来ると思うけど・・・」

 

なんで、その素早い行動力と助言を実の娘にしなかったのか。

 

若干の嫉妬はあったものの、安堵した。

 

 

幸い、父の懇意の企業の中に該当する会社が3社ほど生活圏内でピックアップ出来、

彼を後日連れてくることに。

 

 

まぁ、連れてったよねー

 

気を使わない男を。

 

父親は娘の夫が来ただけで上機嫌で

父が喜ぶ姿を見て、申し訳ない気持ちでいっぱいで、

本当に包丁で七字型に腹切ってもいいかも。と内心思ってました。

 

親不孝じゃない。親孝行できんのか、これ。

 

情けなくて、情けなくて。水道の水でいいよって思って。

親は娘が夫婦で来てくれたことに純粋に喜んでくれて、

どんな状況でも、それだけが嬉しくって仕方ない様子だった。

 

自分が思いもしない状況で、その生活になって

本当に親に申し訳なくて、親は義理息子が無職でも気が一切なくて。

 

なんなら、自分が独立して上手くいかなかったときの苦労話を

彼に父がしてて、母が「あー、あれねぇ~」とか言ってて

勇気づけてるの見てると・・・

 

私が結婚した男はそんな男気ねーし・・・

なんで、そんな良くしてくれるんだろ。これが親だと。

 

自分がどんなに自身で情けなくて生きてるの辛くても

親を気にした事無いけど、(迷惑かけてない範囲)

結婚して、夫の事でこんな待遇を受けるのが、

これが結婚か。

と思い知らされた。

 

少なくとも、娘は乗り越えられると信じて貰えてるもの前提で

結婚ってそういうもんだよってその空間が言ってる気がした。

まぁ、今思えばだけど。

 

その時の私は「お前の親は建前ばかりじゃん、マンション買うのに

今後の見通し吟味しないし。マンション買った後にオタオタするし。

なんなら、私の親に合わす顔無いとか。意味判らん。」

位に、私も若いものだから

 

ここで初めて自分の優位性を出したかったのかもしれない。

 

内心はね。

 

黙ってたし。私。

特別なお酒を何本も出してくれる親に申し訳なかった。

 

 

宴もタケナワ、父の書斎で話を聞く。

あれから少しピックアップを増やしてくれて、

父は自分の名前を出さないで面接に挑みなさい。と条件を付けた。

 

サポートはしないよwww

 

あくまでも、知ってる企業を紹介するという体でした。

それなら、フェアだ。

 自分の力で乗り越えるんだよって話だった。

 

彼も思い詰めてどうしても、紹介されたとこに行かなきゃ!ってならない。

父なりのエスプリを効かせた紹介の仕方だった。

 

 

これを機に、少し面持ちからハレバレした様子だった。

前向きに自分がしたい仕事を探し始め、

父から教えてもらった企業にも惹かれるものを1社面接に行った。

 

 

 

 

 

彼はなんやかんや、自分で決めた企業へ転職出来た。

 

父に相談して2カ月目であった。

 

余談だが、暫く自分の親の電話攻撃で疲れ切った彼が家の中でこもってる間、

職安行けと促した。

 

社内で足切りの噂はあったものの、個人への

解雇辞令は当日の残業していた夜22時だったそうで、

その場でダンボールを渡されてデスク周りの荷物を詰めろと迫られたそうだ。

 

「どうせ、社保関係を次の仕事に決まるまで個人に切り替えなきゃいけないし、

とりあえず、職安に行って「当時の会社からは自主退職扱い」

だったものを「会社都合による、当日解雇」の詳細を話、調査してもらえば

失業保険が即日でるでしょ」。

と、話した。

 

既に一緒に住んで2カ月経過しようとしていた。

 

職安へ行き、失業保険は即日でる事になった。

1週間かかったけど、当時の会社からも自己都合では無く、

会社都合で処理してもらえた。

職安、ちゃんとやってくれるんですね、そして仕事が早い。

有難かった。

 

再就職に取り掛かってから自分で見つけた会社へは

直ぐに採用が決まった。

 

新婚早々、中々骨が折れる事ばかりだった。