Garakuta集め

出会いにタカラモノもガラクタもあった。

OH! gi-riのオカーサン! 4

1階の部屋は庭が付いている。

 

見てきた8階の部屋より平米数も広い。

値段も8階の見てきた部屋と変わらない。

 

が、私にとっては何一つ興味なし。

 

 

彼は、庭がある事で感動していた。

 

 

 

「garakutaも実家に庭があるし、ここなら落ち着くんじゃない?」

 

と、にこやかに言う彼に

 

本気ですか?????

 

たじろいだ。

 

こんなに的確にたじろくって中々無いものだと思う。

 

 

え?何言ってん???都内の猫のおでこの様に狭い空間を庭と言い張ってるのと

訳が違い、Meの家はこのマンションの一部屋余裕で埋まる位の庭なんですけど。

 

つか、そこそこデカイ家が一軒建つくらいの庭なんですけど。

 

四季折々の果実やお花が楽しめる様に配置されている、

芝生の世話にも余念なく、夏には青々と生い茂らせている苦労の賜物なんですけど。

(いや、苦労してないけど)

 

地方の人が遊びに来ると、いえにいるみたーい!!と寛いでもらえる

環境整備!!!

 

それをこんなマンションの8歩歩けば終わる空間と一緒にするなんて!!

 

しかも、この部屋に決めたら絶対芝生の世話や園芸は私担当やん!

おまえ、5月に空気入れするために土に穴開けるメンドクサイ作業とかしらんやろ!!

 

その上、夏に焼けない様に1日3回は水やりすんだぞ!

 

紫外線嫌いな私にそれやらす気か!!!

 

なまじ、庭もってない家の子はこんなんでテンションあがるからイヤだわ~。

 

ちなみにいうと

 

私の家で庭がある事に解放感があってイイ!!って思ってますけど、

庭の手入れは

「草木が可哀そうだから手をかけてあげてて

やらなくていいならやりたくない!!!」

 

めんどくせぇ!

 

の一点に尽きての世話です。

 

来客の方は手入れが行き届いて良いわね。など、それぞれ言ってくださいますが、

意外と芝生の世話も中々、年中通して面倒みてやります。

 

そんなめんどくせーとも思いつつ、手塩にかけた芝生に対して

思い入れはヒトシオ。

 

しかしながら、芝生の世話を舐めてもらっては困るので

 

私「あのさ、庭の世話できる?芝生って意外と肥料とか雑草抜きとかしてあげるし、

大変とまではいかないけえど、地味に辛いよ?」

(私は実家を出るタイミングでこれから逃れたい。

なんなら、たまに帰る実家で夏にパラソルの下でビール飲みながら夜風に当たりたい。次の住処に庭があるなら、完全、私が世話係やん。)

 

 

 

彼「大丈夫、俺、やるから」

 

 

ごきげんである。

 

つか、買うの?

むり。

 

ほんと、無理。

 

話合いなんか全然なく、彼が勝手に不動産屋に

「買います」と告げる。

 

つかさ、お前さ、口悪いけど

来月無職じゃん。

 

なんでノリで決めるの?

 

そうなのです。

 

 

この人、会社から上層部の人材編成で

 

何故かリストラ対象者となってしまい、(規模縮小により働き盛りの独身が足切り

彼も「大規模なリストラになるから、自分もそのリスト載ってるかもしれない」と、

自分の親に伝えていたのに、彼の両親は自分の「長男の親」のプライドを取ったのか、

勝手にマンションを見てきて、こういう流れを作ったのです。

 

自分の息子がバカ素直なのを良い事になのか、天然なのか判りませんが。

このノリというか、感性にはついていけません。

 

 

不動産屋は、

「買う」という人間には心底低姿勢で

詳しい話は事務所で。と、なり物件から徒歩3分の仮設事務所に連れていかれる。

 

 

話がなんだかローンの見積もりだの、なんだの。

 

 

なんか、ぽつーんとしてましたね、私。

二人で住む家なのに、なんも話し合わないんだもん。

私、いらないよね。ナニコレ。

 

意味判らない。

 

不貞腐れてました。

 

話合いしたいって言わなくても話し合いしませんか?

しないんですか?

 

そうですか。

 

一人、不動産の若い男の子が私の元へ寄ってきて、

 

「いいんですか?家を買うって大事ですけど・・・」。

 

すんごく、嬉しかった。

知らない他人が結婚を機に家を買う事に対して、売る方なのに

気を使ってくれて。

 

でも、私はそれに素直に感動したら泣いてしまいそうなので

突っぱねました。

 

細かい事を覚えていないと前に書いたけど、

意外と執念深い性格なのでサラサラ書けてしまうものですね。

 

覚えてます。

 

この時の落胆や葛藤を。

 

また、彼の今後の事を考慮に入れ、諭すべきでしたが、

もし、言ったとして聞かなかったでしょう。

あれから20年近くは経っていますが、当時の私がもっと

マトモに意見を言えていても、当時の彼には届かなかったでしょう。

 

だって

 

中身より、見栄なんですもの。

 

そんなこんなで

 

彼の両親が事務所に入ってきた。

 

ついに、対面か。