Garakuta集め

出会いにタカラモノもガラクタもあった。

OH! gi-riのオカーサン! 2

家を出たのは朝の8時半だ。

 

通勤でも無い休日になんでこんなに早く起きて

起こされて。家でるの、私。

 

現状にはイラっとしてるけど、自分で自分を責められない部分もある。

つか、封印しときたい。

 

コンサバというか、清楚系の服なんか持ってないが、

せめて自分が持ってる洋服の中で音無しめの服を選び、

メイクもいつもより5割減でしていく。

もそもそと支度をしていたら、なぜか母が部屋を開けて

「どっかいくの?こんなに早く」

と声をかけてきた。

 

うん・・・おでかけ。直ぐ帰ってくると思う。と告げた。

 

当時、まだ23歳くらいなのではなかったか。

 

私は20歳までニートをしていた。厳密には学生になる為の浪人をしていた。

大学に受かっても就職が無いような学校に行きたかった。

3浪人もさせてもらったけど、親にはありがたい気持ちしかなかったけど、

坊主だったり、髪の毛3色に染めたりボディピアスしたり、タトゥー入れたり。

こういう事書くと中々破天荒な10代だと思わせると思うが、

見た目イカレテそうなのにGarakutaちゃんが一番、礼節をわきまえているよ。

と、仲良くなった大人から言われたものだった。

 

大槻ケンヂよろしく、世間が怖いから武装してるけど、

全然、よわっちい心臓で、誹謗中傷にはすぐに死ねる位

中身はヨワヨワの反動かもしれない。

 

そんなよわっちい心で3浪人も終えて、父のお情けで某スクールに通って

出会ったのが年上の前旦那。

ぶっちゃけ好みでは無かった。が、こいつとは縁があるかと

彼の手を見た時に衝撃が走った。

 

そこからなんやかんやで付き合いだして、プロポーズされて

今の朝に至る。

 

付き合っていくうちに「家族に成ったらつらくなるかも?」の恐れはあった。

 

自分、それほど好きか?の自問自答である。

 

いい加減な人生を歩んでいたから、ここらでフツ―の一般みたいな

フツ―の男とフツ―に結婚する方が、てめぇの破天荒な装いを封印する上でも

いいのかも。おやもフツ―の男選んだ方が喜ぶかも。と、

今思えば、昔の自分にメリケンサックで殴ってやりたい思いを巡らし

この土曜に至ったわけである。

 

 

メリケンサック対象の当時の私は、母に本当は

「親が勝手にマンション見てきて、アタシは行きたくないんだけど、

なんか、いかないと彼が不機嫌になるから行かなきゃいけないんだよね。

どう思う?」と打ち明けたかったのですが、それは二十歳過ぎの結婚を決めた

大人の発言ではないのだろうか。親に不安を与えるのではないか。と思い、

詳細を言わずに出ていった。

 

母は「あー、いつも通り遊びに行くのね~」位にしか思わず、二度寝したと思う。

 

電車の中、ひたすら、どうやって彼の「両親」が「見てきた」物件を

ディスらずに諦めさせるか。

 

90分車中に揺られるも答えが出ず、私は態度で示そうというオチしか

思い浮かばず、今日ですべてが決まりそうだ。覚悟が必要だ。

もう、あとには戻れないぞ。仲の良い男友達とも手を切ってしまった。

この気持ちでゾワゾワするのに、本当に結婚できんのか。

 

こんな面持ちだった。

 

私は

 

自分の軽率を本当に呪った電車の中だったと思う。

 

正直、昔過ぎてあまり覚えていない。細かい事は覚えていない。

ただ、ただ、義理の母になる彼女は、彼の母は女帝過ぎると思っていた。

 

西太后かよ。

 

これしか頭に無かった。